年金生活の実態＞「最後は老衰で・・・」が叶う確率はどれくらい？

「最後は老衰で・・・」が叶う確率はどれくらい？

人生の最期は、苦しむことなく老衰（自然死）で天国へ行けたらと思っています。
統計的に、老衰で死亡する人の確率はどのくらいになっていますか？

老衰の全国平均死亡確率

厚生労働省の「平成17年都道府県別生命表の概況」によれば、
老衰による男性の死因別死亡確率は、全国平均で2.10％、
同じく女性の死因別死亡確率は、全国平均で6.29％
となっています。

なお、老衰は、ほかに死因となりうる疾患が見つからず、
生理的な老化によって死亡したものを指します。
そのため、医療技術が進み、疾患が発見されやすくなるほど、
データ的には「老衰」の死亡確率は低下するということになります。

全国平均の死因別死亡確率（老衰を含む）

老衰を含む、男性・女性の死因別死亡確率は次のようになっています。
※厚生労働省「平成17年都道府県別生命表の概況」より（以下同じ）

男性の死因別死亡確率（全国）

悪性新生物＝30.13％
心疾患＝14.78％
脳血管疾患＝11.54％
３大死因＝56.45％
肺炎＝12.35％
不慮の事故＝3.75％
交通事故＝0.91％
自殺＝2.62％
腎不全＝1.92％
肝疾患＝1.41％
糖尿病＝1.08％
高血圧性疾患＝0.45％
結核＝0.29％
老衰＝2.10％

女性の死因別死亡確率（全国）

悪性新生物＝20.76％
心疾患＝19.13％
脳血管疾患＝14.49％
３大死因＝54.38％
肺炎＝11.84％
不慮の事故＝2.71％
交通事故＝0.42％
自殺＝1.08％
腎不全＝2.45％
肝疾患＝0.84％
糖尿病＝1.14％
高血圧性疾患＝0.94％
結核＝0.14％
老衰＝6.29％

都道府県別でみた死亡原因が老衰である確率（男性）

下記は都道府県別でみた死亡原因が老衰である確率（男性）を、
確率の高い順に並べたものです。

1位：三重県＝3.49％
2位：長野県＝3.32％
3位：静岡県＝3.17％
4位：岐阜県＝3.09％
5位：福島県＝2.74％
6位：山梨県＝2.67％
7位：山形県＝2.66％
8位：愛知県＝2.56％
9位：鳥取県＝2.07％
10位：宮城県＝2.54％
11位：和歌山県＝2.50％
12位：千葉県＝2.48％
13位：茨城県＝2.47％
14位：愛媛県＝2.41％
15位：栃木県＝2.38％
16位：神奈川県＝2.38％
17位：新潟県＝2.29％
18位：岡山県＝2.24％
19位：群馬県＝2.23％
20位：徳島県＝2.22％
21位：香川県＝2.12％
22位：岩手県＝2.12％
23位：大分県＝2.11％
24位：兵庫県＝2.08％
25位：埼玉県＝2.08％
26位：鳥取県＝2.07％
27位：福井県＝2.02％
28位：広島県＝2.01％
29位：石川県＝1.87％
30位：山口県＝1.86％
31位：熊本県＝1.85％
32位：東京都＝1.84％
33位：青森県＝1.84％
34位：京都府＝1.81％
35位：沖縄県＝1.80％
36位：宮崎県＝1.78％
37位：滋賀県＝1.72％
38位：佐賀県＝1.68％
39位：秋田県＝1.64％
40位：鹿児島県＝1.58％
41位：高知県＝1.52％
42位：富山県＝1.43％
43位：奈良県＝1.41％
44位：北海道＝1.33％
45位：長崎県＝1.30％
46位：福岡県＝1.25％
47位：大阪府＝1.20％

都道府県別でみた死亡原因が老衰である確率（女性）

下記は都道府県別でみた死亡原因が老衰である確率（女性）を、
確率の高い順に並べたものです。

1位：三重県＝9.91％
2位：長野県＝9.58％
3位：静岡県＝8.96％
4位：和歌山県＝8.69％
5位：山形県＝8.11％
6位：山梨県＝8.09％
7位：岐阜県＝8.03％
8位：島根県＝8.00％
9位：福島県＝7.86％
10位：新潟県＝7.30％
11位：鳥取県＝7.25％
12位：栃木県＝7.19％
13位：茨城県＝7.15％
14位：愛媛県＝7.13％
15位：千葉県＝7.11％
16位：宮城県＝7.07％
17位：愛知県＝6.84％
18位：岡山県＝6.72％
19位：徳島県＝6.70％
20位：熊本県＝6.58％
21位：兵庫県＝6.47％
22位：青森県＝6.38％
23位：神奈川県＝6.33％
24位：香川県＝6.22％
25位：山口県＝6.20％
26位：秋田県＝6.17％
27位：岩手県＝6.11％
28位：埼玉県＝6.06％
29位：群馬県＝5.98％
30位：広島県＝5.97％
31位：石川県＝5.94％
32位：宮崎県＝5.87％
33位：大分県＝5.86％
34位：佐賀県＝5.78％
35位：福井県＝5.68％
36位：奈良県＝5.60％
37位：滋賀県＝5.54％
38位：東京都＝5.48％
39位：沖縄県＝5.38％
40位：京都府＝5.32％
41位：富山県＝5.09％
42位：鹿児島県＝4.69％
43位：北海道＝4.60％
44位：福岡県＝4.57％
45位：高知県＝4.55％
46位：長崎県＝4.53％
47位：大阪府＝3.97％

男性の都道府県最上位でも、女性の都道府県最下位に届かない・・・これは、
都道府県別の平均寿命や平均余命のランキングでも同じことが言えます。

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